地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、寝屋川の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

寝屋川の地域情報サイト「まいぷれ」寝屋川市

ザ・キャンパス NOW

「健康づくりとビッグデータ」

第3回 ビッグデータ実践フォーラムより

いま、注目の「健康づくりとビッグデータ」

大阪電気通信大学金融経済学部の情報教育を実践に展開する公開講座「ビジネスとIT講座」シリーズ、「健康づくりとビッグデータ」が6月6日、講師に大石利光学長を迎えて、「健康づくりとビッグデータ」をテーマに開催されました。
大阪電気通信大学 大石利光学長
大阪電気通信大学 大石利光学長
大阪電気通信大学 駅前キャンパス
大阪電気通信大学 駅前キャンパス

現代社会は、ビッグデータの時代

IT技術の進歩に伴って、日夜、生成・集積されていく、膨大なデジタルデータ。インターネットの普及により、ツイッター、フェイスブックといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をはじめ、WEB検索やオンラインショッピング、金融取引などが盛んになり、大容量のデータが蓄積されています。また、日常生活においても、交通ICカードやコンビニのPOSシステムなどに、各種データが集積されています。
まさに、現代社会は、多くの企業や公共の活動、暮らしにおいて、多種多様なデジタルデータが毎日大量に利用されているビッグデータの時代です。
これからますます、収集された膨大なデータを、いかに効率的・効果的に活用することができるかどうかが重要な問題となってくるでしょう。
わかりやすい切り口で、聞き手をひきつける講義が魅力でした。
わかりやすい切り口で、聞き手をひきつける講義が魅力でした。

生活習慣病リスクの深刻化とビッグデータ

今回のテーマは、「健康づくりとビッグデータ」。申すまでもなく、健康は私たちの生活の基本です。毎日、元気に、快活に、そして豊かな生涯を送るためにも、日々の健康に対する意識を高めることが何よりも大切なことは申すまでもありません。
生活習慣病リスクが高まる中、生活習慣病などに対応したライフデータ活用の取り組みや解析方法が期待されています。
大石学長は、「ビッグデータとは?」というイントロダクションに始まり、以下の内容について、わかりやすくお話されました。
1. 健康を取り巻く環境
2. ビッグデータ活用で、健康管理(維持・増進)はどうかわる?
3. データ活用事例(スポーツクラブ)
4. 健康づくりは、楽しさ!継続!がきめて

多彩な分析方法を、事例をまじえて紹介

講座のポイントとして、加齢や生活習慣などの影響が大きく、「超高齢化社会」の日本では、社会のあらゆる分野で、年齢構成の変化に伴って、生活習慣病になるリスクを高める構造的な問題が内在していることから、健康分野のビッグデータを活用し、国民の健康レベルを改善することが有用であると説明されました。
例えば、膨大な健康診断のデータから、職場環境の問題点を導き出し、社員一人ひとりのパフォーマンスを上げることで、社員の健康が、会社の活性化に直結する「健康経営」の大切さを述べられました。
データ活用事例では、スポーツクラブをケースに、個々の運動履歴をデジタルデータとして蓄積し、個人の健康管理に役立てる、「IT健康管理システム」の紹介をされました。
最後に、「健康づくりは、楽しさ!継続!がきめて」ということで、実はこれが一番大切で、健康づくりの継続の重要性を強調されました。
先生は、多彩、かつ先端の分析方法を、事例をまじえて紹介。要点を踏まえて、楽しく、興味深く、拝聴することができました。
私たちに身近な「暮らしと健康」にかかわる問題だけに、学長先生自らがご登壇され、たいへん有意義な講座でした。

人気のキーワード